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【書評】マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育のポイント3つ

2023年4月13日

【書評】マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育のポイント3つ

教育や学びに特化したメディア『まなびとや』をおとずれてくださり、ありがとうございます!

個人的に着目しているモンテッソーリ教育ですが、やばいだの危険だの気持ち悪いだのと検索する人たちがいるようです。

 

 

僕は『まなびとや』でモンテッソーリ教育の記事を書くにつれて、まったく反対の印象を持つようになりました。

記事のための勉強として最初に本書を読んだのですが、モンテッソーリ教育の印象がとても良いものになったんですよね。

本記事では、『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』が本当にわかりやすくてためになったので、書評を簡潔にまとめます。

 

 

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『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』とは?

『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』とは?

『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』とは?

 

著者など

著者と作画は以下のとおりです。

  • 著者: 田中昌子
  • 作画: 空生直

 

また、本書は日本能率協会マネジメントセンターから出版されています。

 

著者の田中昌子さんは、他にもこんな書籍を出版されているようです。

 

 

田中さんは国際モンテッソーリ教師のディプロマを取得されており、現在はエンジェルハウス研究所の所長でもあります。

本格的なモンテッソーリ教育の伝導者なんですよね。

 

 

あらすじ

主人公である結城鞠(ゆうきまり)は、3児の母

年齢の違う幼児3人の子育てが思うようにいかず、悩んでいました。

 

たまたま大学時代の友人に相談したことがきっかけで奇跡ともいえる出会いを果たし、モンテッソーリ教育を知ることになります。

 

そこからは、モンテッソーリ教育の基本的考えや教具を駆使して、子ども3人それぞれの課題をクリアしていく。

そんなサクセス系ストーリーとなっています。

 

 

『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』の書評

『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』の書評

『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』の書評

 

全体感

本書は絵もきれいで、マンガと解説文がちょうどいい割合で交互に配置されているので、『活字に疲れたー』となりにくいです。

あっという間に読めて、モンテッソーリ教育の具体的なイメージも固められる良書ですね。

 

では、特に『あ、ここ面白いな!』と気になったポイントを3つご紹介します。

 

気になったポイント

  • 自己教育力
  • 観察
  • 敏感期

 

ポイント1: 自己教育力

子どもは自ら育つ力を持っている、との文章に対して意外な主張だと感じました。

なぜなら、科学的に作られたモンテッソーリ教育であれば、子どもを科学的に『育て上げる』ものだと思っていたからです。

 

本書に出てくるキーワード『自己教育力』によって、子どもはいろいろな動きを獲得したがります。

例えば、引き出しを出し入れしたり、何かを投げたりを繰り返すことによって、その動きを獲得するのです。

 

大人はその過程をサポートするだけ。

あくまで子どもが自ら育とうとする力が中心にあり、親はサポート役です。

 

ポイント2: 観察

サポーターである親の姿勢としていくつかポイントが紹介されているのですが、『観察』がとても大事です。

特に、モンテッソーリ教育を学び始めたときなんかは、あれこれとやらせたくて夢中になりがち。

親が主導して押し付けにならないように、あくまで子どもを主体に。

 

本書では、うまくいかずに焦る主人公が、『観察から始めてみては?』と高名な先生に示唆されています。

まずは観察から、ですね。

 

創始者のマリア=モンテッソーリ自身も、まず観察によってモンテッソーリ教育を作り始めたし、国際モンテッソーリ教師のトレーニングも観察から始まります。

モンテッソーリ教育においては、観察が基本中の基本なのです。

 

ポイント3: 敏感期

敏感期』と聞いて、精神的にナイーブな時期のことかな?と思っていましたが、全く違いました。

発育に対して敏感、つまり、発育しやすい時期のことなのです。

 

そして、運動や感覚、言語などの能力は、それぞれ異なる敏感期を持っています。

成長する能力にも順序があるわけですね。

 

順序を無視してとにかく知育!ではダメで、モンテッソーリ教育では、敏感期に合うように教育の内容と順序が組まれているのです。

 

敏感期に合う教育を適切に受けたら、子どもはさらにのびのびと能力を開花させて、人生を謳歌していくんだろうなぁと思うわけです。

 

 

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まとめ: モンテッソーリ教育の入口としてオススメ

本記事では、『マンガでやさしくわかる モンテッソーリ教育』の書評をお伝えしました。

以下にまとめます。

 

本記事のまとめ

  • 著者: 田中昌子、作画: 空生直
  • 出版: 日本能率協会マネジメントセンター
  • きれいな絵のマンガをベースに、わかりやすい解説が満載
  • 着目ポイント3つ

 

また、本書は以下のような人におすすめできます。

こんな人におすすめ

以下の方におすすめなので、少しでも当てはまればぜひ読んでみてくださいね。

  • 子どもの教育にモンテッソーリ教育がいいかな?と思い始めた
  • モンテッソーリ教育の概要をサクッと把握したい
  • 活字が苦手なのでマンガで学びたい

 

 

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ぜひ読んでみてくださいね。

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