本記事で説明しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育は、1900年代初頭にイタリアの医師で教育者であるマリア・モンテッソーリが提唱した教育法です。
この教育法の中心的な概念は、子ども一人ひとりが生まれながらに持つ『自己教育力』を尊重し、子どもが主体的に学び、自立して成長することを支援する点にあります。
詳しくは、モンテッソーリ教育の解説記事を読んでみてくださいね。
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リトミックとは
特定非営利活動法人リトミック研究センターの解説によれば、リトミックとは以下のとおりです。
リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。
リトミックは、20世紀初頭に、スイスの作曲家・音楽教師のエミール・ジャック=ダルクローズ博士によって考案された音楽教育法なんです。
モンテッソーリ教育やシュタイナー教育とともに100年もの歴史があるんですね。
モンテッソーリ教育とシュタイナー教育との違いについては以下の記事で解説しているので、よければ読んでみてください。
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動画で見たほうがわかりやすいので、リトミック研究センターの動画をどうぞ。
リトミックは、音楽と身体運動を通じて感覚や表現力を養う教育法で、特に幼少期の子どもの発達に役立つ方法として知られています。
その核となる活動の一つに、音楽の即興演奏に応じて、ジャンプやスキップ、動きを止めるといった身体表現を行います。
これにより、音を『感じる』『聴き取る』能力が育まれるだけでなく、子どもが自由な発想で自分を表現する機会を得られるのが特徴です。
また、リトミックでは音楽に合わせた身体の動きが、社会性や協調性の発達にも寄与します。
たとえば、音楽に合わせて友だちと一緒に片付けや簡単な演奏をする活動を通じて、チームワークや思いやりの心を学びます。
モンテッソーリとリトミックを組み合わせた教育のメリット
では、モンテッソーリ教育とリトミックとの掛け算の何がいいのか、挙げてみます。
モンテッソーリ教育×リトミックのメリット
- 創造力の育成
- コミュニケーション能力の向上
- 感覚の統合
- 反射神経の向上
- バランス感覚や身体能力の向上
創造力の育成
モンテッソーリ教育は教具に特徴がありますが、教具の使い方が決まっています。
一方、リトミックの即興的な動きやリズムに基づく活動は、教具以上に自由な表現が可能なので、創造性を伸ばすのに役立ちます。
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コミュニケーション能力の向上
モンテッソーリ教育の文脈では、教具を使って『自分で考え、行動する力』が磨かれます。
何かを一緒に作ったり、異年齢教育のために社会性を育むことできるのですが、自分の得意分野に熱中しがちです。
リトミックでは、他の子どもや教師との協働が不可欠ですから、子どもたちは音楽を媒介にコミュニケーション能力を磨き、仲間との関係性を構築します。
モンテッソーリの異年齢クラスがそこに相乗的に効果を発揮して、コミュニケーションの幅を広げてくれます。
感覚の統合
リトミックが提供する音楽や身体運動は、五感を刺激し、感覚の統合を促します。
これはモンテッソーリ教育が重視する感覚教育の目的と一致していますよね。
反射神経の向上
自分のペースではなくて音楽のペースに合わせる必要があるので、反射神経の向上に役立ちます。
モンテッソーリ教育は自分のペースが基本なので、リトミックが補完してくれますね。
バランス感覚や身体能力の向上
音楽に合わせてダンスをするようなものなので、当然ですが、バランス感覚や身体操作の感覚が身につきます。
身体能力の向上につながるわけですね。
モンテッソーリ教育とリトミックを実践する教室
モンテッソーリ教育とリトミックの掛け算を実践する教室を3つ紹介しますね。
EYS-kids
EYS-kidsは、全国に20以上のスタジオを持つ大手の子ども向け音楽教室です。
無料体験レッスンも開催しているので、試してみるといいと思います。
実際に子どもがどんな様子で活動しているのかを見ておきたいですよね。
KIRARI
KIRARIは、東京都大田区久が原にスタジオを持つを中心に展開するリトミックスタジオです。
久が原には住んでいたことがあるのですが、閑静な住宅街で治安もよく、安心して通える街だと思います。
国立文化幼稚園
国立文化幼稚園(くにたちぶんかようちえん)は、東京都国立市にある幼稚園です。
こくりつ、ではなくて、くにたち、ですからね。
モンテッソーリ教育を行う幼稚園は珍しくありませんが、そこにリトミックを組み合わせたものはなかなかないんじゃないでしょうか。
教育現場の様子
京都にある幼児教室『バンビー二クレアーレ』主宰のりょうこさんが、Xで現場の様子を発信されています。
ピアノでこうやって表現できるってすごい技術ですよね。
園児の楽しそうな声が印象的です。
2歳児クラス
落葉でリトミック!落葉をいっぱい集めて
ピアノに合わせてみんなで舞い落とします。思わず声が出るくらい
楽しいです(笑)#京都#幼児教室#リトミック#落葉#モンテッソーリ pic.twitter.com/FxwO0jgR7W— りょうこ・モンテッソーリ幼児教室@京都 (@bambinicreare) November 22, 2023
まとめ
本記事では、モンテッソーリ教育とリトミックの掛け算について紹介しました。
日本人にとっては比較的新しい概念の、しかも掛け算です。
とっつきにくいかもしれませんが、EYS kidsなどの無料体験でぜひ味わってみてくださいね。
百聞は一見に如かずです。
本記事のポイント
- モンテッソーリ教育とは、1900年代初頭にイタリアの医師で教育者であるマリア・モンテッソーリが提唱した教育法
- リトミックとは、リトミックは、20世紀初頭に、スイスの作曲家・音楽教師のエミール・ジャック=ダルクローズ博士によって考案された音楽教育法
- モンテッソーリとリトミックを組み合わせた教育のメリットとして、以下の5つを紹介
- 創造力の育成
- コミュニケーション能力の向上
- 感覚の統合
- 反射神経の向上
- バランス感覚や身体能力の向上
- モンテッソーリ教育とリトミックを実践する教室として、以下の3箇所を紹介
- EYS-kids
- KIRARI
- 国立文化幼稚園
- 教育現場の様子として、京都の幼児教室『バンビーニクレアーレ』の主宰の発信を紹介