そういった疑問に答えます。
本記事では、遊具で身につく大切な力を6つ紹介します。
僕が幼少期に遊具を使い倒した経験から、実体験を踏まえて説明しますね。
遊具がたくさんある公園を自宅で再現する方法も解説したので、よければ読んでみてくださいね。
結論:遊具で何が身につくか
結論です。
遊具で遊ぶことで、以下の6つの力が身につきます。
遊具で身につく力
- 運動能力
- コミュニケーション能力
- 想像力
- 想像力
- 危機回避能力
- 力学の理解力
では、解説します。
遊具で身につく力6選
運動能力
遊具遊びで身につく力の1つめは、まずは運動能力です。
いくつかの遊具を例にあげます。
ブランコ
ブランコを漕ぐって、結構むずかしいんですよね。
最初のうちは漕ぎ方がわからずに、親に揺らしてもらうじゃないですか?それほど難易度が高いんです。
全身の筋肉を器用に使いつつ、タイミングを測って漕ぐ必要があるんです。
バランス感覚とリズム感が養われます。
さらに、ブランコから飛び出す高度な遊戯、ありますよね?
空中で捻ったりするので、高度なバランス感覚や、空間認識能力が爆伸びします。
鉄棒や雲梯
鉄棒や雲梯をつかった運動は、われわれの祖先と言われている類人猿の皆々様にとって日常的な動作です。
知ってましたか?
チンパンジーの握力が400kgとか、ゴリラの握力が500kgオーバーって。
ダンベルやバーベルを挙げるわけでもないのに、あの強さ。
ゴリラやチンパンジーを見ればわかるように、ヒト科の生物にとって、自分の身体を引き上げる動作は理にかなっているんです。
鉄棒や雲梯では、まず握力が鍛えられます。
掴むだけでは遊べないので、自分の身体を移動させたり、持ち上げたりします。
その結果、肩周りの筋力も鍛えられます。
参考までに、ヒト科としての本質から自重トレーニングを解説してくれる本『プリズナートレーニング』が面白くて、今では僕のバイブルです。
ジャングルジム
最近では見かけなくなったジャングルジムは、最高の遊具です。
なにしろ、遊びのバリエーションが多い!
大阪健康福祉短期大学の資料を見てください。
僕も知らないような遊びがズラリ!
ただ登るだけでも、両手両足を器用に使う必要があるので、四肢に神経が行き渡ります。
力も必要ですし、バランス感覚も必要です。
ジャングルジムの周囲や中で鬼ごっことかした日には、俊敏性や柔軟性もしっかり身につきます。
砂場
砂場で何の運動能力が。。?と思うかもしれませんが、あるんです。
それは、バランス感覚です。
砂場はいわゆる不整地なので、足元が凸凹しています。
しかも踏んだところが安定しません。
転ばないようにするには、インナーマッスルをフル活用し、足場に合わせて自分の重心や姿勢を瞬時に制御する必要があります。
砂場はバランス感覚を鍛えるには最高の場所なんです。
コミュニケーション能力
遊具で身につく力の2つめは、コミュニケーション能力です。
例えば、遊具によっては順番待ちの必要があるので、声をかけたりお礼を言ったり、そこから会話につながったりと、コミュニケーションの機会が増えます。
また、シーソーや回転塔では、何人かでタイミングを合わせて協力することで、チームワークも学べます。
(回転塔は、事故が多かったのでだんだんと減ってきています。参考リンク)
休日昼間の公園に立ち寄るとわかると思いますが、子どもたちがはしゃぐ声が聞こえてきますよね?
コミュニケーションの結果です。
遊具はひとりで遊んでも楽しくないですから、自然と集まって遊ぶようになり、コミュニケーション力も身についていくのですね。
創造力
またしても、砂場の出番です。
遊具で身につく力の3つめは、想像力です。
砂場には砂があるだけで、その砂の形が決まっているわけではありません。
つまり遊び方が自由なんです。
子どもたちは創造力を働かせて、いろいろな砂の造形をつくりだします。
砂場は豊かな創造力が身につく場所ですね。
想像力
遊具で身につく力の4つめとして、想像力が挙げられます。
イマジネーションの力ですね。
遊具って、初見だと使い方がわかりにくいものが多くないですか?
例えば、これ。
そんなときに求められるのが想像力です。
子どもは、自分が遊具で遊ぶ姿を想像しながら、遊具の使い方を覚えていきます。
また、遊具を使う際にも、『ここでこう動いたら、自分の体はどうなるのかな。。?』と想像して、危険な動きを避けようとします。
こうやって想像力が逞しくなっていくのですね。
危機回避能力
遊具で身につく力の5つめは、危機回避能力です。
なぜなら、痛みをともなう経験は、強烈な学習効果をもたらすからです。
遊具で遊ぶことは、100%安全とは限りません。
重大事故につながりやすい危険な遊具はずいぶんと減りましたが、それでもリスクゼロではありません。
転んだり、ぶつけたり、擦りむいたり。
そういった痛い経験をすると、危機回避能力が格段に上がります。
- この動きをしたらやばい
- あの遊具はこうやって使うと危険
- こけたらこんな傷ができて痛い
こんな経験をして、痛み(危険)につながる動作や行動を学びます。
それが危機回避能力を高めてくれるのです。
ちなみに、適切な指導者のもとで安全に運動をしたいなら、多種目スポーツスクールJJMIXなどのスクールがおすすめです。
変な癖がつく前に、正しいやり方も教えてもらえますしね。
力学の理解力
遊具で身につく力の6つめは、力学の理解力です。
例えば、ブランコ。
自分で漕いで上がったり下がったりを繰り返すうちに、言葉は知らないまでも『重力』の存在を認識し始めます。
また、バネで固定された木馬に乗れば、バネの『付勢力』を感じるでしょう。
さらに、シーソーを2人で使えば、『釣り合いの原理』や『モーメント』を体感します。
その時は理解していないかもしれませんが、のちに力学を習ったとき、『シーソーのあの動きはそういうことだったのかー!』と、実体験と原理が結びつく瞬間が来るのです。
理解が進みますよね。
遊具あそびは、近年話題のSTEM教育のきっかけにもなるわけです。
まとめ
本記事では、遊具で身につく力を6つご紹介しました。
それは以下の力です。
遊具で身につく力6選
- 運動能力
- コミュニケーション能力
- 想像力
- 想像力
- 危機回避能力
- 力学の理解力
ぜひ、お子さんには遊具で遊んでもらい、いろいろな力を身につけてほしいものですね!
自宅でも遊具あそびはできるので、よければ記事を読んでみてください。