そういった疑問にお答えします。
本記事では、モンテッソーリ教育を実践しているインターナショナルスクールをまとめてご紹介します。
モンテッソーリ教育の自主性に加えて、インターナショナルスクールの国際感覚が身に付いたら、最強ですよね。
ちなみに、インターナショナルスクールもオルタナティブスクールの一形態ですね。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは、イタリア初の女性医師・マリア=モンテッソーリによってつくられてから100年以上の歴史を持つ幼児教育手法のことです。
子どもの自然な発達を知り、自己教育力を信じ、育つのをそっと援助をしていく科学的教育手法です。
親の都合で子どもの成長を誘導するのではなく、子どもの自己成長を親が横からそっとサポートする感じですね。
モンテッソーリ教育の概要は『1記事で簡単に理解できるまとめ記事』を見れば大体理解できます。
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インターナショナルスクールとは?
定義
インターナショナルスクールには明確な定義はありませんが、文部科学省は以下の見解を出しています。
法令上特段の規定はありませんが、一般的には主に英語により授業が行われ、外国人児童生徒を対象とする教育施設であると捉えられています。
出典:文部科学省
なので、インターナショナルスクールは英語教育を目的としたものでもなければ、ブランドイメージを得るための学校でもありません。
国際感覚は身につくと思いますが。
保護者に課せられる就学義務との関係
法律の規定
学校教育法の第17条の第1項(小学校)と同条第2項(中学校)は、子の義務教育についての保護者の義務を規定しています。
また、この『学校』は第一条において以下のとおり規定されています。
第一条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。
引用:e-gov
文科省は、この第一条の学校の要件を満たした学校を『一条校』と呼んでいます。
文部科学省の見解
文部科学省は、インターナショナルスクールのうち『一条校』に該当しない者に通わせた場合、就学義務を果たしたことにはならないと断じています。
つまり、一条校として認められていないインターナショナルスクールに就学させた場合、法律で規定された就学義務を履行したことにはなりません。
なので、インターの小学部を出てから、一条校の中学部に入学することは認められないとしています(例外はあるようですが)。
一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても、原則として認められないのです。
一条校でないインターナショナルスクールの中学部の途中で、一条校である中学校へ編入学する場合も同様です。
参照:文部科学省
なお、小学校に上がる前の段階や、学校が終わった夕方や休日にインターナショナルスクールに通う分には、就学義務に違反するわけではないので、上記の議論とは関係ありません。
インターではないですが、いわゆる夕方や休日に通うような知育教室については、知育教室のまとめ記事を参照ください。
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インターナショナルスクールからの進路候補
文科省が上記のスタンスだと、インターナショナルスクールに通わせるかどうか躊躇しちゃいますよね。
僕なりに考えてみたのですが、こうした障害を乗り越えるには、以下の3つの流れがあると思います。
- 高校までインターを貫き国際バカロレア資格を得て、(海外の)大学へ
- インターからの編入可能な私立学校や公立学校へ
- 『一条校』のインターナショナルスクールに行き、そのあとは他へ編入するかどうか選ぶ
では、個別に説明しますね。
高校までインターを貫き国際バカロレア資格を得て、(海外の)大学へ
文科省の学習指導要領を無視するルートです。
国際基準の教育である国際バカロレアの認定を受けたインターナショナルスクールに通い、そのまま大学に進むパターンです。
高校までインターナショナル街道を突っ走ったら、海外の大学に行きたいところですよね。
海外の大学は国際バカロレアの課程を修了していることを出願要件にしている場合も多いので、選択肢が増えます。
国内の大学でも、国際バカロレアの課程を終えた入れば入学資格を得られるところはあるので、日本での進学の道もありますよ。
インターからの編入可能な私立学校や公立学校へ
私立学校は独自の判断ができるし、公立学校であってもインターからの編入が可能な場合はあります。
インターナショナルスクールに入る前に、あらかじめ調べておくといいですね。
『一条校』のインターナショナルスクールに行き、そのあとは他へ編入するかどうか選ぶ
学校教育法に定められた一条校のインターナショナルスクールであれば、文科省の目を気にすることなく堂々と通えます。
いわゆる一条校のインターナショナルスクールに関しては、以下のリンクが参考になります。
ここまででインターナショナルスクールに関して簡単に説明しました。
次はそこに『モンテッソーリ教育』を掛け算していきます。
モンテッソーリ教育×インターナショナルスクールの施設
以下に挙げたのは、インターナショナルスクールのうち、モンテッソーリ教育を実践し、小学校以降も対象にした学校です。
一条校を前提に選んだわけではない点にご注意ください。
一条校のインターナショナルスクールであって、かつ、モンテッソーリ教育を実践する学校となると、存在が定かではないんですよね。
モンテッソーリ・スクール・オブ・東京
モンテッソーリ・スクール・オブ・東京は、港区南麻布にあるインターナショナルスクールです。
2歳〜15歳までの幅広い年齢層が対象です。
サマーキャンプも開催されているようです。
グローバル・インディアン・インターナショナルスクール
グローバル・インディアン・インターナショナルスクールは、東京都江戸川区に複数の園を持つスクールです。
保育園〜高校生までの幅広い年齢層を対象としています。
モンテッソーリ教育だけではなく、国際バカロレアや各種水準をクリアしたカリキュラムを採用しているので、ある程度のレベルは担保されていると言ってよいでしょう。
奨学金制度もあり、生徒の活躍に大いに期待しているようです。
見学ツアーもあるようなので、見てみるといいですね。
まとめ
本記事では、モンテッソーリ教育を実践するインターナショナルスクールをご紹介しました。
以下にまとめます。
- インターナショナルスクールは基本的には就学義務を満たさない
- ただし『一条校』であれば就学義務を満たす
- モンテッソーリ教育を実践するインターナショナルスクールとして、モンテッソーリ・スクール・オブ・東京とグローバル・インディアン・インターナショナルスクールを紹介
世界基準で学んで世界で活躍するために、このようなスクールが増えてくれるとうれしいですね!