そういった疑問に対して、判断材料をわかりやすくまとめました。
本記事では、知育教室について網羅的に知ってもらえるように、公開情報に基づいてリサーチした結果をわかりやすくご紹介します。
参考になるかわかりませんが、僕の幼少期の経験も交えていきます。
旧帝院卒、弁理士、MBA、英語とインドネシア語も大体OK、運動神経をとったら無神経ってほどの人間にそだったので、ある程度は参考になるかと思います。
通わせるにしろ、そうでないにしろ、本記事を読み終わるころには、判断のための情報を手にしているはずです。
知育教室とは
知育教室とは、幼児教室の一種です。
下図のとおり、幼児教室には大きく分けて2種類あると考えられていますが、知育教室はそのうちの1つです。
受験というゲートを目標にしているのか、子ども自身の知的な能力向上を目標にしているのか、その違いですね。
知育教室の分類
知育教室をさらに細かく分けると下のスライドのとおりです。
いろいろな分類方法があると思いますが、ひとまず僕の整理です。
個別の分類を説明します。
語学
英語などの外国語に吸収の速い幼児期から慣れておくと、後々の人生で楽になりますからね。
あなたも実感しているかもしれませんが、大人になってからの語学の習得は大変です。。
その苦労を尻目に、ペラペラっと話してしまう帰国子女たち。
幼少期の語学の威力ですね!
僕は愛知の片田舎で育ったので、言語といったら名古屋弁か標準語くらいしか知りませんでした。
いまさらながら、 英語に慣れ親しんでおけばよかったなぁと思います。
当時は未来の話なんてこれっぽっちも気にしていなかったので、しかたのないことですけどね。
現代であれば、親御さんが先見の明を発揮してあげるのがいいかなと思います。
運動
運動が得意な子もそうでない子もいますが、ある程度のレベルで身体を動かせれば、日常生活も体育の授業も楽になります。
神経の発育が著しい幼児期に適切な指導があれば、運動神経の発育にも期待が持てます。
僕が幼少の頃は、近所の野山や田畑で走り回って遊んでいたので、不整地の走破性が向上しました。
小学校でバスケットボールにもハマったので、平坦な場所も自在に走れるように。
スイミングスクールにも通わせてもらったので、水陸両用型ヒューマンに仕上がりました。
こけそうになってもバランスを取り直してこけませんし、水難事故に遭っても生存確率は高めです。
お子さんのサバイバル力を底上げするには、教室は別として運動の習慣をつけるといいですね。
アート
ピアノ、その他楽器、ダンス、バレエ、絵画など、幼児教室によってさまざまですが、芸術に特化した教室もあります。
お勉強の力だけを鍛えても、感性の乏しいロボットのような子どもに育ちそうで不安ですよね。
芸術分野にふれることで右脳に刺激を与えられるので、感性豊かに育ってくれそうです。
ちなみに僕はピアノを習っていました。
ちかくのお寺でピアノを教えていたので、そこで習っていたんですが、『幼児教室』なんていうイメージとは全く違いましたね。
時折、木魚とお経が聞こえてくるんですから。
ピアノを教えてくれていたお寺のおくりさん(*)が暖かくて優しいおばあさんだったので、のんびりと習っていました。
僕がもうちょっと上手かったら、お経に伴奏でもつけられたんですけどね。
(*)おくりさんとは、お寺の住職の奥さんです。『くり』は『庫裏』『庫裡』と書き、住職さんたちが住む場所や台所という意味です。
実用技能系
書道、そろばん、プログラミング、料理など、実用的な技能習得のための習い事もバリエーションが豊かです。
書道やそろばんは日本の歴史としても親しみがありますし、プログラミングも今は授業にもなっているので自然な感じはしますが、幼児教室からの料理は斬新ですね。
家庭の構成メンバーの一員としての素養、ってことでしょうか。
僕は書道とそろばんを習わせてもらいました。
書道は本当に役立ちましたね。
最近では文字を書くことが減りましたが、書くとなれば(気合が乗れば)シャンとした字を書けますし、精神の修養としてとてもよかったように思います。
座して半紙と筆に向き合うと、音が聞こえないほど集中しますので、集中力を高めるにはよい知育ですよ。
現代ではそろばんを使うことは無くなったので何とも言えないですが、ひとつ驚愕のエピソードがあります。
大学時代のサークルの後輩に『そろばん十段』を持った女の子がいました、
サークル終わりにファミレスでご飯を食べているときに、箸袋に5桁の数字を2つ書いて、『掛けて?』と2秒間ほど見せてすぐに伏せたんです。
そしたら、3秒もしないうちに答えて、僕らは電卓で検算して驚愕しました。
合っていたんです。
5桁×5桁のフラッシュ暗算ですよ???
その道の『十段』て、とんでもないレベルなんですね。
ザ・知育
最後は、いわゆる知育です。
『知育教室』のイメージに合っているモンテッソーリ教育やリトミック教育などが有名で、ロジカルシンキング、数の概念、図形や記憶など、『知的能力』を育てるものです。
幼児が相手なので、どの教室も楽しんで学べる工夫を凝らしています。
この手の能力形成って、訓練や鍛錬などの無機質で厳しいものというイメージがありますが、楽しくなければ続かないしトラウマになってしまうので、工夫のしどころなのでしょうね。
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僕はこの手の教室には通っていません。
というか、当時は『知育』の概念すらなかったので、知育教室は地域に存在すらしていませんでした。
もし利用していたのなら、いまごろどんな人間になっていたのか。。MITやスタンフォードで学んで日本にいないかもしれませんね。
知育教室に通うきっかけ
知育教室に通うきっかけについて色々と調べてみると、3パターンに集約されると印象です。
存在を知ってしまった
知育教室の存在を知ったことで、『通わせたほうがいいのかな・・?』という疑問が生まれます。
疑問が生まれたら、この記事を読んでいるあなたのように、情報を集めて判断しようとします。
判断がYesとなれば、体験教室や資料請求に進み、感触がよくて子どもも気に入ってくれたら通う。。という流れです。
周囲のお子さんが通っている
ママ友やパパ友ができて、そのお子さんが通っていると知ってしまったが最後、不思議と対抗心が出てくるものです。
親が子の成長を願うのは自然ですし、将来的には競争社会に入ることを考えたら、知育教室でよりよい発育を求めるわけですね。
株式会社Daiが実施したアンケートによると、6歳未満の子を持つ保護者1575人のうち36.7%が『幼児教室に通っている』と回答しました。
周りにチラホラいると、気になりますよね。
小学校受験を考え出した
小学校受験は首都圏では比較的多く見られるコースですよね。
金銭的に余裕のあるご家庭だと、よりよい教育環境を求めて選択する場合があります。
本格的な受験対策のまえに、基礎的な能力を底上げしたほうがいいと考えた場合は、受験対策とは別の知育教室が選択肢に入るでしょう。
知育教室を見るときのポイント
さまざまなサイトを調査して、親御さんがどのようなポイントで知育教室を選んでいるのかをまとめてみました。
場所
近くになければ通うことは難しいので。場所の問題は非常に重要です。
この点、大手であれば色々な街に教室を展開しているので探しやすいです。
最近ではオンラインの知育教室や知育教材も充実してきているので、そういったサービスを使うのも手ですね。
教育方針
教育方針に共感できなければ、『合わないな』となってしまいます。
申し込む前に知っておきたいですよね。
例えば、自分の家庭では子どもの意思を尊重する方針なのに、スパルタ式の成果重視の教室とはまず相容れないです。
対象年齢
教室によっては対象年齢を設定している場合があるので、見ておくべきポイントでしょう。
また、0歳児だと早過ぎたり、9歳以降だと遅すぎる場合があるので、要チェックです。
料金
知育教室は大抵の場合、無料ではありません。
料金は家計に影響しますので、重要な項目ですね。
カリキュラム
教室によってはさまざまなカリキュラムを用意していますので、お子さんの目標に合うものを選ぶのがよさそうす。
大手であればカリキュラムも多岐に渡りますので、選ぶのも大変ですが、せっかく選べるのですから、合っているものを選択したいですよね。
資料請求や無料体験、相談なども受け付けている場合があるので、積極的に利用したいところです。
講師陣
講師の質や子どもとの相性は、効果に直結します。
相性がよくて質の高い講師であれば、楽しく通えて知育の効果も期待できますからね。
体験教室を利用してみることをおすすめします。
有名な知育教室の一覧表
人気の知育教室を調査し、大まかに比較するための一覧表にしました。
EQWEL | ミキハウスキッズ | 七田式教室 | ドラキッズ | めばえ教室 | |
場所 | 全国各地 | 全国各地 | 全国各地、通信教育 | 全国各地、オンライン | 全国各地 |
料金 | A,B地区に分けた料金体系, 月会費(1〜2万円程度から) +入室金 | 月会費(1〜8万円程度) +入会金+年間教材費 | ? | 入会金+月回避(1万円程度) +年間教材費 | 入会金+月回避(1万円程度) +年間教材費 |
対象年齢 | 胎教〜小学生 | 10ヶ月〜小学3年生 | 胎教〜シニア | 1歳〜小学3年生 | 1歳〜8歳(それ以上も) |
カリキュラム | ・0〜5歳 ・0〜1歳 ・1〜2歳 ・2〜3歳 ・年少 ・年中 ・年長 ・小学生 ・幼児英語(0〜6歳) ・小学生英語(1〜6年) ・胎教(5,6ヶ月〜) ・特別支援(6ヶ月〜) | ○総合教育 ・10ヶ月〜 ・1〜2歳 ・2〜3歳 ・3〜4歳 ・4〜5歳 ・5〜6歳 ・小1〜3年生 ○英会話 ・1歳〜 ・1〜2歳 ・2〜3歳 ・3〜4歳 ・4〜5歳 ・5〜6歳 ・1〜6歳 | ・幼児 ・小学生 ・幼児英語 ・小学生英語 ・胎教 ・赤ちゃん ・音楽 ・特別支援 ・脳育運動 ・プログラミング | ○幼児 ・1歳 ・1〜2歳 ・2〜3歳 ・3〜4歳 ・4〜5歳 ・5〜6歳 ・5〜6歳(入学準備) ○小学生 ・1年生 ・2年生 ・3年生 ○オンライン ・個人 ・グループ | ・1〜2歳 ・2〜3歳 ・3〜4歳 ・4〜5歳 ・5〜7歳 ・6〜8歳 ・6〜8歳コースの修了生用 |
知育教室の効果
リサーチ結果をもとに、知育教室の効果をまとめてみました。
第三者(プロ)の意見をもらえる
知育教室の講師やスタッフはプロ意識を持って業務に当たってくれています。
家庭内だけだと、教育の方法がいいのか悪いのか分かりづらいですが、そんな第三者の客観的な意見はありがたいものです。
子ども教育方針が明確になる
知育教室に通っているうちに、子どもの特性がわかってきます。
完全に理解できなくても、講師やスタッフからのフィードバックもあればヒントや気付きを多く得られます。
家庭での教育スタイルも洗練されていくと期待できます。
社会性が身につく
知育教室には他の子どもたちもやってきます。
家とは違うレベルで人数が多いので、違ったコミュニケーションが求められます。
教室では他人とのコミュニケーションの練習になるので、人との接し方も段々とこなれてきて、社会性が身につきます。
教育に関して話題を共有する友達ができる
自分の子どもが通う知育教室ですから、親御さんたちも頻繁に顔を合わせます。
知育という慣れないことに取り組んでいる仲間ですから、情報交換もしますし同志として話題も共有できますよね。
自然とママ友やパパ友ができるのでしょう。
成功体験を得られる
知育教室で取り組む遊びや学びでうまくいったとき、子どもは成功体験を獲得します。
小さな成功体験ですが、積み重ねていくことで自信につながり、自己肯定感を持ちます。
自己肯定感が高まった子どもは色々なことにチャンレジして、さまざまな経験を積んで成長していくことでしょう。
まとめ
本記事では、知育教室についてリサーチした結果に基づいてまとめました。
以下、まとめです。
本記事のまとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます!